ラップスカート風ワイドパンツ(別珍)

まだ9月だというのに、なんだか肌寒い。幼稚園のバス停でママさんたちと顔を合わせる度に、「朝晩は寒くなってきたね」とか「日中はまだ日差しがきついし、体調が崩れそう」「歳のせいなのか」「いやまだそんなはずは・・・!」などという会話が交わされます。年中行事のようで面白いです。

信州の夏が大好きです。一番すてきな季節がもうすぐ終わるこの時期、もうせつなくてせつなくて、山下達郎の「さよなら夏の日」が脳内でリピートされます。山下達郎、そう、竹内まりやの旦那さんです。この事実を知ったときは、あんな美人がなぜあんな・・・と衝撃でしたが、私も歳を重ね、まあそんなこともあるよね、きっとすてきな旦那さんなんだよね、と思えるようになりました。

話が思い切り逸れました。そう、別珍という生地でパンツを作ったのです。

縫いにくい布だったぜ。

別珍は、ベルベットに似た綿の布です。ふわっとしていて、すべすべした肌触りで気持ちいいです。これを縫うとなると結構厄介で、すべすべだから滑るしずれるし、ふわっとしているからわりと厚みもあってパターン通りのポケットだとシルエットが崩れるしで、パターン自体は簡単なものだったのですが、布の扱いにくさに諦めかけました。

しかし、服を作り始めたときから決めている「失敗したと思っても、とにかく最後までやってみて完成させる」という自分のルールに従いまして、ウエストの部分も自分なりに工夫したりしつつ、どうにかこうにか出来上がりました。

ベルト裏側の下端をバイアステープでくるんですっきり仕上げ風。関係ないけど、手が老けたなあ。

なんとか着られるものに仕上がって一安心。今日一日着てみたのですが、すべすべした肌触りが気持ちよく、気分よく過ごせました。縫いにくいだけはある。冬はこれにタイツと分厚い靴下を履いて過ごすことになるので、このすべすべ感はいまのうちに楽しんでおくことにしましょう。

それにしても、パンツというのは、これだ!というパターンに出会うことは難しい。そろそろゴムウエストにも飽きてきたし、ファスナーあきのきれいなパンツのパターンを探しているのですが、惜しい!というのはいくつかあって、ここがこうだったら、、、とかいうのが、本当に悔しい。そんなわけで、自分で作ってみたらいいんじゃないかと思いつきまして、こんな本を買ってみました。さて、理想のパンツは出来上がるのでしょうか。

専門用語が並ぶ内容とは対照的に、夢が膨らむ文言が並ぶ表紙。

投稿者: michi

服を作るのが趣味なので、素敵な布屋さんへ行くと興奮します。

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