フリル袖のブラウス(コットンとリネンのボイルワッシャー)

リボンにギャザー、フリルにレース。多くの女性が少なからず心踊るであろうアイテムです。幼い女の子がこれらを凝縮したワンピースやスカートなどを着て、おぼつかない足取りでトコトコ歩いているのは微笑ましいものです。さて、大人はどう取り入れるべきか。たまには可愛らしいものを着たいけど、こってりした装飾は大人の日常着には似つかわしくないような気がする。ほんのりと密やかに、それでいて印象的に装いたい。大いなる矛盾をはらんだこんな望みに応えてくれそうな気がしたので、フリル袖ブラウスを作ってみました。

袖山にギャザーをたっぷり寄せた「フリル袖」。
袖山にギャザーをたっぷり寄せた「フリル袖」。

使った生地は、コットンとリネンのボイルワッシャー。ボイルは、シャリッとした感触とさらりと肌触りが特徴です。これは「強撚糸(きょうねんし)」といわれる糸を使うことによって生まれるそうです。布を織る時に使われる糸は一本の細い糸を数本撚り合わせたものなのですが、強撚糸は通常よりも撚りの回数を多くした糸だそうで(ああ難しい)、ざっくり言いますと、数本の細い糸を普通よりたくさんネジネジして作られた糸です。小難しい糸の話はさておき、シャリッとサラッとしたボイルは、梅雨に入るこれからの季節の服にぴったりの布ではないでしょうか。薄手なので、ギャザーを寄せるときれいに出ました。

ギャザー寄せ。この時点でああなんてかわゆいんだろうと、早々に自己満足。
袖山のギャザー寄せ。この時点でああなんてかわゆいんだろうと、早々に自己満足。

コットンサテンの上下の着画を撮ったときについでに撮ったものがありました。

袖がふんわりしてかわゆい。
袖がふんわりしてかわゆい。
横向きでも袖ふんわりでかわゆい。自画自賛。
横向きでも袖がふんわりでかわゆい。自画自賛。

色はグレー、布はシャリッとしたボイル、さらにシワ加工(ワッシャー)されているしで、フリル袖以外に甘い要素はありません。でもこれくらいが、ほんとにちょうどいい、そんな歳なんですよね。いい歳になりました・・・。

投稿者: michi

服を作るのが趣味なので、素敵な布屋さんへ行くと興奮します。

「フリル袖のブラウス(コットンとリネンのボイルワッシャー)」への2件のフィードバック

  1. うん、とっても可愛い。
    密かにアップされるのいつも楽しみにしてますよ、長さん。
    ふんわりバルーンの袖も可愛かったです。
    どうやったら作れるか想像しながら仕事に向かったりしているよ。

    新作楽しみにしてますよー。

    1. マイちゃん⁈
      読んでくれてたのか!嬉しいです。うふふ。これからも密かにアップして参りますので、よろしくー。

コメントを残す