ティッシュケースとヘアバンド

実は私、あまり人のために作ったりすることはなくて、自分のものばっかり作っております。よく旦那さんに、俺のも作ってほしいと言われますが、男性ものは布がたくさんいるし、逆にお金がかかるし、そもそもあなたは仕事ばかりで、普段着よりもスーツをもっと増やしたほうがいいなどと出来ない理由ばかりを並べてかわします。基本的に自分本位の嫌なやつなのです。しかし、今回はプレゼントっぽいものを縫いました。そんなときもあります。

その人のイメージでものを作るのはなんとも楽しいもの。
その人のイメージでものを作るのはなんとも言えない楽しさがある。

ティッシュケースは、4月いっぱいで退職されることになった幼稚園の先生へ差し上げます。子供が悪さをしても、決して声を荒げずに優しく諭してくださる姿が印象的でした。仕事が終わってから迎えに行く私は疲れてヨレヨレであくびを噛み殺していたりするのですが、そんなだらしない母にも「お疲れさま。これから帰ってごはん作んないといけないもんね。ほんと大変だよ。頑張ってね!」と声をかけてくださいました。夕方の天使でした。

短大を卒業したばかりの若い先生が多い中、自分よりも年上の先生がいてくださるのはやはり心強く、今年も安心だと思っていた矢先の突然お知らせに驚きました。しかも4月いっぱいでなんて変です。長く勤めていらっしゃるので、幼稚園内の先生方どうしの間でもいろいろあったことがなんとなく伺えます。でも、思慮深い先生が決断されたことなので、ここは笑顔で、ありがとうございましたと見送るのが、大人ってもんなのかもしれません。

そんなわけで、せめてものお礼の気持ちにとティッシュケース。あまりに簡単にできるので申し訳ない気もします。服とかも考えたのですが、そこまで交流は深くなかったし、いきなり服っていうのも絶対絶対引かれるし、そもそもどんなスタイルがお好きなの?!うああああ・・・と取り乱したのでティッシュケースに落ち着きました。贈り物は、贈る側も贈られる方も気楽なのが一番ですよね。はい。ピンクとネイビーのギャバジンは凛として優しい先生のイメージです。使っていただけたら嬉しいです。

次、ヘアバンド。あ、すみません、文章のつながりが雑になってきました。ヘアバンドはついさっき完成したものです。余り布で作る自作のヘアバンドがマイブームでして、毎日のようにつけてはウロウロしています。今日も適当にガバッとつけて整骨院に行ったら、顔見知りになった受付の女性が褒めてくれました。「これね、白髪も隠れてとってもいいんですよ」などとおばさん臭いことを言っているのにしきりに褒めてくれます。褒められるとすぐ調子に乗るので「これ作ったんですよー」とヘラヘラ笑っておりましたら、「すごい!かわいい!売ってます?売ってくれますか?おいくらぐらいですか?」と、嬉しいことにテンション上げて聞いてくれました。

作りますとも!

いつお会いしても爽やかな笑顔で迎えてくれる彼女のイメージは、ネイビーのギャバジンとストライプです。お嬢さんもいらっしゃるとのことで、兼用でお使いになるかもしれません。全体的に少し小さめにしてみました。ヘアバンドを兼用で。ああ、母娘っていいものですね。

投稿者: michi

服を作るのが趣味なので、素敵な布屋さんへ行くと興奮します。

「ティッシュケースとヘアバンド」への4件のフィードバック

    1. お似合いになるものをきっと作りますので、今しばらくお待ちください。

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